首里城と泡盛の蔵元で感じる、沖縄と琉球王国の歴史と暮らし

茨城空港から那覇空港へ。沖縄本島の魅力をレポートしているこのシリーズ、今回は、少し早起きをしての首里城見学から、泡盛の老舗蔵元を訪れてみました!

沖縄の誇る世界遺産・首里城へ

かつては「琉球王国」という独立国家だった沖縄。その時代の王の居城として使用されていたのが、朱塗りの正殿でおなじみの首里城です。

1945年の沖縄戦で消失してしまったものの、1992年に復元され、2000年には世界遺産に登録された、沖縄の代表的な観光スポットです。

お目当の正殿にたどり着くまでに、いくつもの門をくぐり抜けていく中で、それぞれに表情の違うシーサーを探したり、高台から見下ろす那覇市街を眺めたりと、見所がいっぱいです。

夏場なら夜も20:00頃まで見学できますので、那覇空港に到着したその日に見学することも可能ですが、オススメは翌日以降の朝イチ。団体の観光客がまだ来ておらず混雑していないうえに、毎朝8:25分頃からの「御開門(うけーじょー)」という、開門を告げる朝の儀式を見ることもできます。

それでは、正殿にたどり着くまでの見所を写真でご紹介しましょう。

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竜と獅子に守られて…圧巻の首里城正殿

奉神門前で厳かな「御開門」の儀式を目の当たりにした後は、いよいよ門をくぐり正殿の前へ。

写真で見ていたとおりの朱塗りの外観は、琉球王国の歴史を感じさせる重厚感と、本州ではなかなか見ることのないカラーリングが青空と見事なコントラストを奏で、ただただ圧倒されてしまいました。

沖縄ならではの特徴として、柱上の彫刻「大龍柱」をはじめ実に33体もの竜の装飾が施されており、さらに正殿正面には12体の獅子(シーサー)もズラリ。それぞれの表情の微妙な違いも楽しめます。

王家の行事や政治が執り行われた正殿内部も豪華絢爛で必見です。正殿の左右にある書院や北殿も見学でき、首里城と琉球王国の歴史を垣間見ることができますよ。

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首里城そばの蔵元で「泡盛」を体感

首里城を見たあとは、すぐそばの瑞泉酒造さんもおすすめ。こちらは、1887年に創業された琉球泡盛の蔵元さんで、無料で見学することができます。

泡盛は、タイ米と黒麹菌を原料にした日本国内最古の蒸留酒といわれ、その歴史は15世紀の琉球王国の時代にまでさかのぼります。
かつて琉球王国は、琉球王府があった首里城の城下町のみに「焼酎職」という職人を住まわせて泡盛を作らせ、その泡盛は、おもに王府の行事や交易品、または江戸への献上品として使われていたそうです。
瑞泉酒造さんは、その当時の焼酎職がルーツの、泡盛の歴史と伝統を受け継ぐ蔵元のひとつなのです。

「蒸米」「製麹」「仕込み」「蒸留」「熟成」という泡盛ができるまでの流れをビデオを見ながらわかりやすく説明してくれたり、3年以上の熟成を重ねた泡盛「古酒(クース)」を育む甕(かめ)蔵の様子なども見ることができます。

さらに試飲スペースでは、数種類の泡盛を体験。度数の違いによる味くらべもできます。
30度〜高いものは43度とアルコール度数が高いのに、スッキリと飲みやすい感じがしました。つい何杯も試飲してしまいそうですが、この後の予定もあるでしょうから試飲のしすぎにはご注意ください。

さて、沖縄のご家庭では日常的に愛飲されている泡盛、水割りやロック、ストレートで飲まれるケースが多いそうですが、カクテルのベースになっていたりと料理に使われたりと楽しみ方はさまざま。
さらにこちらの瑞泉酒造さんでは「泡盛梅酒」も販売されていました。これは茨城県民なら一度は飲んでみたいですね!
実際に飲ませていただきましたが、度数も12度まで下げてあるので飲みやすく、沖縄黒糖が効いている甘酸っぱい味は絶品でした。

瑞泉酒造さんでは毎日、随時見学を受け付けているそうです。泡盛の歴史や製法、さらにはさまざまなラインナップを知ってから飲めばひと味もふた味も違ってきますので、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
(グループや団体の方は事前に予約をしておくとスムーズかと思います。)

瑞泉酒造ホームページはこちら

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マストな沖縄定番スポット&飲み物にも発見がいっぱい

沖縄といえば必ず行ってみたい首里城。まさに百聞は一見に如かずで、実際に生で見てみるとガイドブックでは伝わらない迫力に圧倒されました。かつて栄えた琉球王国時代に想いを馳せれば、一体ごとに違うシーサーの表情や現在ではがらんとしている書院の一部屋さえ見え方が違ってくる気がしました。

また、沖縄に行ったら絶対に飲みたい泡盛も、その製造過程や日本酒との違いなどを知ることで、よりいっそう美味しく感じられた気がします。
旅には新しい発見や驚きがいっぱいですね。茨城空港からの夏旅。今年は沖縄まで、いかがでしょうか!?

 

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今回ご紹介したのは首里城・瑞泉