| 3日目 | |
|---|---|
| 午前 |
釜山(プサン) |
| 午後 |
安東(アンドン) |
| 夜 | |
day3 -3日目-
フグスープ(ポックッ)定食
釜山で地元の人々に親しまれる「フグスープ(ポックッ)定食」は、昆布だしをベースに、ふぐや豆もやし、セリなどの食材を加えた澄まし汁です。あっさりとした味わいながらも深いコクがあり、朝食にも最適な一品です。
新鮮なふぐの旨みがしっかりと感じられる、釜山ならではの味わいです。

大きなフグの切り身が入っています。

毎食付け合わせの小皿もたくさん。ケジャンもありました。

ドラマで見たようにエゴマの葉でご飯を巻きます。
甘川文化村(カムチョンムナマウル)

カラフルな景観が一面に広がります。
釜山にある甘川文化村は、斜面にカラフルな家々が密集して並ぶ景観から「韓国のマチュピチュ」とも呼ばれる人気の観光スポットです。入口には小さな博物館があり、村の歴史や文化を紹介しています。
村内にはさまざまな工房やギフトショップが点在しており、体験プログラムに参加して自分だけのお土産を作ることも可能です。また、星の王子さまとキツネのフォトゾーンや、BTSの壁画スポットも人気で、観光客が列を作るほどです。
村の最上部にあるハヌルマル展望台からは、甘川文化村を一望でき、カラフルな家々の階段状の並びや釜山の街並み、さらに遠くには海まで見渡せます。壁などに描かれたストリートアートや路地のあちこちに猫のオブジェも多く、かわいらしい雰囲気の中で散策を楽しめるスポットです。

行列ができるほど人気の高い、星の王子さま。

BTSの壁画も人気が高いスポット。

路地裏を泳ぐ魚。
龍頭山公園(ヨンドゥサンコンウォン)

釜山タワーと李忠武公銅像。
釜山の中心部に位置する龍頭山(ヨンドゥサン)には、南浦洞から龍頭山公園まで続くエスカレーターがあり、観光名所として親しまれています。公園は釜山港と影島(ヨンド)を望む絶景スポットで、釜山塔や李忠武公銅像、鐘閣、花時計、龍の彫像などが点在しています。
釜山塔の展望台からは、市内の景色や釜山港、さらには南港まで広く見渡すことができ、釜山の街並みと港の景観を一度に楽しめるスポットです。歴史的なモニュメントや自然と景観を同時に楽しめるため、散策や観光に最適です。

龍頭山公園の象徴になっている龍の銅像。

市民の鐘は釜山市民の寄付により製作されたものです。

韓国では珍しい秒針のある花時計。
チャガルチ市場(チャガルチシジャン)

大きなアワビやカニ、ウニ、牡蠣がずらりと並びます。
釜山を代表する観光スポットの一つ、チャガルチ市場は韓国最大級の魚市場です。約300種類以上の新鮮な海産物を購入できるほか、その場で調理してもらい海鮮料理を味わえることでも知られています。
市場は大きく二つのエリアに分かれています。屋外の伝統市場は、魚介類がそのまま露店に並び、地元の買い物客で活気にあふれています。一方、屋内の近代市場では、1階の魚売り場で購入した魚を2階の食堂に持ち込むと調理してもらうことができ、観光客にも便利です。地元の雰囲気を感じながら新鮮な海の幸を楽しめる、釜山観光で欠かせないスポットです。

市場ビル内1階ではたくさんのお店が並んでいます。

外の通路沿いにも露天が並び、活気あふれる雰囲気です。
国際市場(クッチェシジャン)

古着屋や化粧品店、屋台などが立ち並びます。
釜山の国際市場は、先ほどの海鮮市場とは異なり、衣類や機械工具などを取り扱うお店が多い商店街です。6つの工区に分かれ、それぞれ専門化された物品を卸売・小売しています。古着市場や化粧品店、小物屋通り、グルメ横丁、かき氷屋通りなど、多彩な見どころがあり、迷路のように入り組んだ路地を歩きながら買い物や散策を楽しむことができます。
市場内には「BIFF広場」があり、映画祭に参加した監督や俳優の手形が地面に埋め込まれているのも見どころのひとつ。近くのカフェで休憩しながら街の雰囲気を楽しむのもおすすめです。

有名な監督や俳優の手形を見ることができます。

屋台でシアホットクやトッポギ、キンパが味わえます。
デジクッパ
デジクッパは、豚肉の各部位や骨をじっくり煮込んだスープにご飯と肉を加えた、釜山地方の郷土料理です。地元では、ニラ(ジョングジ)を入れて味を調えるのが一般的で、さらにアミの塩辛を加えることで風味が一層引き立ちます。
実際にいただいたデジクッパは、豚肉がたっぷり入っており、食べ応え十分。あっさりしたスープながらも、豚肉の旨みがしっかり感じられ、満足感の高い料理です。

ニラの和え物を入れ、アミの塩辛で塩味を調整します。

付け合わせの小皿。そうめんはデジクッパに入れます。

お肉がたくさん入っていて食べ応え十分です。
安東河回村(アンドン ハフェマウル)

トーテムポールのような人形が村のあちこちに立っていました。
安東河回村は、600年以上にわたり豊山(プンサン)柳氏一族が暮らしてきた集姓村で、韓国伝統家屋の美が色濃く残る歴史的な集落です。村の中心には柳氏の家である大きな瓦屋が位置し、その周囲には原型がよく保存された藁葺きの家々が並んでいます。村の名は、洛東江(ナットンガン)が村をS字型に回るように流れていることに由来しています。村内には、朝鮮時代の伝統家屋に住む人々が現在も生活しており、伝統的な「河回別神グッ仮面劇」を観賞できることでも知られています。
また、韓流スターのリュ・シウォンの実家としても知られており、ペ・ヨンジュン主演の映画「スキャンダル」やソン・ヘギョ主演の「黄真伊」のロケ地としても有名です。
歴史と文化、伝統的な暮らしを体感できる、韓国の貴重な文化遺産です。

門の所から河回村の入口まで無料シャトルバスが運行されています。

御神木は樹齢600年のケヤキで、願い事の紙が多く結ばれています。

昔ながらの韓屋に泊まれる民泊体験ができます。

北村宅は俳優ペ・ヨンジュンさんも滞在したことで知られています。

韓流スター・リュ・シウォン氏の宗家「澹然齊」。

土壁が個性的な雰囲気のある路地です。
安東チムタク
安東チムタクは、慶尚北道安東市発祥の郷土料理で、チム(蒸し料理)の一種です。カンジャン(醤油ベース)のソースでマリネした鶏肉や、ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、韓国春雨などの野菜を合わせて作られます。「安東市の蒸し鶏」という意味を持ち、地元で長く愛されてきた料理です。
今回いただいたものは辛くないバージョンで、甘辛くてこくのある味わいでした。ぶつ切りの鶏肉とホクホクのジャガイモが特に印象的で、甘辛ソースとよく合い、満足感のある一品です。安東を訪れたらぜひ味わいたい、地域色豊かな郷土料理です。

残ったタレにご飯を加えて食べても美味しいそうです。

月映橋の目の前のお店でした。

チムタクが有名ですが塩サバも特産品です。
月映橋(ウォリョンギョ)

橋の真ん中には月映亭という休憩所があります。
安東ダム近くにかかる月映橋は、全長387メートルの歩行者専用の木製橋です。中央には休憩所の月映亭があり、橋の上からは洛東江の景色をゆったりと楽しむことができます。夜間にはライトアップされ、光が水面に映る幻想的な風景が広がります。
三日月形の遊覧船「ムーンボート」からも美しい景観を楽むことができ、韓国観光公社の夜景観光100選にも選ばれたスポットです。訪問時には少し早く到着したためライトアップ前でしたが、19時を過ぎると徐々に灯りがともり、昼間とは違った幻想的な景色を満喫できました。

橋全体がライトアップされてとても綺麗です。

安東ダムもライトアップされています。

まだ完全に日が暮れていないため、安東ダムが見渡せます。







